1月27日 通り雨をもたらす冬の積雲の観察


1月26日の東京は午前中、雲一つない快晴だったにもかかわらず、午後からは積雲が発達して降水もあった。27日も同じような感じの天気が見込まれたので雲の変化を記録することにした。
空1 午後1時30分の東京の空。世田谷区から東の方を見ている。午前中は雲一つない快晴だったが、正午頃には丹沢や秩父の山間には積雲が発達していた。湘南の上空にも積雲がみられた。午後1時半になると東の空にもこのサイズでは確認できないほどの微少な積雲の卵が現れている。
空2 午後2時30分。東の方にも無数の積雲が育つようになった。雲底は500mぐらいだろうか。画面は左に切れているが、このときすでに埼玉県川口市のあたりには大きく発達した積雲があり、降水しているもようだった。その雲の雲頂は3000mに満たない感じ。雲底も雲頂も低いが密度が高い。雲は北から南(画面では左から右)に流れている。速度は時速20km程度の自転車並みか。
空3 午後3時00分。積雲はぐんぐん発達する。ふつう晴れ積雲は雲底が平らで雲頂はもくもくしたシュークリーム状なのだが、上も下もすぐに毛羽立ってくる。雲底は暗く底が抜けるように雨が落ちている。この時点で世田谷の地面には雨は達していない。
左は3時05分からほぼ5分おきに連続撮影したもの。