7月21日 クモ3種

夏も盛りで、草茫々になった庭にクモが巣を張っている。

ジョロウグモ。晩秋のクモというイメージがある。卵は春に孵るようで、まだ体長は2センチほどしかない。この数年は庭で成虫にまで成長したジョロウグモを見ていない。いまざっと見ただけで5匹もいたから今年は期待大だ。
ウズグモというのだろうか。図鑑で名前を調べてみたものの特定はできなかった。木の間、地面から30センチほどの高さに水平円網を張る。よくめだつ渦巻き模様が獲物に対するカムフラージュだというのはよく理解できる。飛んでいる虫がわざとらしい渦巻きを見つければ、それを回避することに気がいって周辺の網に気づきにくいだろう。しかも、渦という障害を回避するためにより糸にかかりやすい飛び方をするかもしれない。
これも名前がわからないけれど、庭にいっぱいいるクモ。不定形の網を張っている。豆粒ほどの小型だが体がオレンジ色なのでよく目立つ。
網にメイガの一種がかかり暴れていた。やおら近づいていったもののすぐに距離をおいた。獲物が大きすぎたのかもしれない。または、コガネグモのような簀巻きを作って食べるタイプのクモではないのかもしれない。