5月6日 バラのアブラムシ

アブラムシ バラの新芽にはアブラムシがびっしりとつく。薬品でも使わない限りびっしりたかられる。体は緑色で足や触角や角状管は黒っぽい。バラの新芽には赤い点々がキノコのようについている。アップで撮影したものを見ると、その赤い点々がアブラムシの目にそっくりなのでちょっと笑える。
テントウムシ アブラムシの敵で有名なのはテントウムシ。小型のかわいい甲虫だが、生まれたてのアブラムシ(←矢印のさき)のサイズからみるとばけもののように巨大だ。
交尾 テントウムシ体の模様はいろいろある。左の写真のメスでは紋は赤の中に黒が入っている。オスのほうは黒地に赤い点がいっぱいある。もっとも普通なのは黒地に赤い点がふたつだ。
ヒラタアブ ヒラタアブの幼虫も天敵だ。バラの枝に尻の方でくっつき、体を伸縮させて凶悪な口でアブラムシを食べる。アブラムシは隣で仲間が食われていても逃げようとはしない。この季節のアブラムシはクローンを作ってどんどん増える。自分の腹の中にはすでに10匹の子がいて、その子の腹には10匹の子がいるという。ちょっとぐらい食われても、入れ子構造の分身の術で増えるのだからまあいいやというわけか。
ゾウムシ アブラムシを見飽きてよそを探すと、こういうヤツが見つかった。ちゃっかりバラの汁を吸っている。小型のゾウムシらしい。