10月のアレチウリ

10月、多摩川の河原ではアレチウリがたくさんの虫のよりどころになっている。アレチウリはツル性の一年草。北米原産で戦後に帰化したらしい。巻きひげをつかって何にでもからまりながら河原を這ってたくましく成長している。右の写真はオギのつぼみに巻き付いて花を開かせないように意地悪しているようす。
←左がめ花。20個ぐらいがボール状にかたまって咲く。→右はお花のアップ。お花はつるから上に立ち上がって、数個が咲く。↑上の左の写真で白く見えているのがお花だ。
←め花はこの季節、実になりはじめている。左側の写真にはまだ花びらの名残が残っている。→実は白いトゲが良くめだつ。実の形はラグビーボール状。
お花を食べるイモムシが非常に多い。半分以上の花穂にイモムシの幼虫がついていた。また、葉の裏には小さなガが無数に潜んでいる。


花はわりといい臭いがする。虫たちが非常に多い。ほとんどが小型のハエ、アブ、ハチの仲間だ。カナムグラに続いて10月前半はアレチウリの花の季節、多摩川では続いてセイタカアワダチソウが虫たちのより所になっていく。